1985年度星雲賞受賞作。星雲賞受賞作でありながら私家版であったため、幻の本と言われていた。内容は、太陽系を中心とした1光世紀(100光年)の球状宇宙の中にある恒星のデータ集であり、著者が”近距離の恒星を具体的な個性のあるSFの舞台にしたいと思った”というように、SF作品ではなく宇宙SFを書くためのデータ集といった趣である。
A3サイズの大判のケース(タトウ)にA4の総合解説とA3の資料集が3冊収められている。後にフロッピーディスク版や抜き書きして再編集した『光世紀世界への招待』や『光世紀世界の歩き方』なども出版された。
元版の出版は早川書房であるが、販売が石原藤夫自身の通販によるため具体的な実数とかは不明である。A・C・クラークへの献呈もコピーであったらしい。
A・C・クラークは、この内容を絶賛しぜひ英訳して欲しいと語ったらしいが、英訳されたかどうかは不明です。
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